入院患者サポートセンター
入院の始まりの場所、安心した入院生活への第一歩

当部署の役割と特徴

当センターでは、予定入院の検査や手術が決まった患者さんの負担を軽減し、入院前に必要な検査を十分に行うことで医療安全の確保と医療の質の向上を目指しています。また、病棟や外来の業務負担軽減にも貢献しています。クリニカルパスを利用した予定入院の患者さんに対し、医師・看護師・事務・薬剤師・管理栄養士などのチーム医療で、入院前に必要な検査、説明、問診などをセンター内で行います。外来から入院へと継続した診療・看護を提供し、0歳から100歳を超える方まで、多岐にわたる診療科の患者さんに対応しています。得られた情報を速やかに処理し、入院後の患者さんが問題なく、快適に過ごせるよう、さまざまな部署と連携しています。

看護において大切にしていること

当部署は、入院を控えた方が来られる場所です。初めての入院で不安な方、何度も入院を繰り返していて早く終わりたい方など、さまざまな患者さんに対応する必要があります。私たちは、患者さんの反応を見ながら柔軟に対応を変え、一人ひとりに寄り添いながら、できる限りの要望に沿った安全で安楽、快適な入院生活が送れるよう、丁寧な聞き取りと細やかな情報伝達を心がけています。一方で、規則や規定に関わること、危険につながることについては、納得していただけるよう毅然とした態度で説明します。入院の始まりの場所として、病院へのマイナスイメージにつながらないよう、誠意ある態度で日々対応しています。

職場づくりと人材育成

当部署は、基本的に日勤業務で残業もほとんどありません。そのため、さまざまな家庭背景や体調事情を抱えた方でも、状況に合わせた働き方ができるよう配慮しています。急な事情で休む際にも、負担感や罪悪感を抱かなくていいようなアットホームな環境づくりを心がけています。個人で進める業務も多いですが、できない部分は協力し合い、円滑な業務を心がけています。経験年数の浅い方には、疾患学習から始め、見学、練習、実践など、無理のないよう段階的に進めています。また、相談係を設けて、質問しやすい状況を提供しています。看護部とも密に連携し、キャリアを継続できるような配慮をしています。