回復期リハビリテーション病棟
その人らしい生活を取り戻す“回復の力“を支えたい

当病棟の役割と特徴

回復期リハビリテーション病棟は、急性期治療を終えられた患者さんが日常生活への復帰を目指す大切な場所です。ここでは、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、ケアワーカー、メディカルソーシャルワーカーといった多職種が連携し、個別のリハビリ計画に基づき、患者さんの機能回復を支援しています。生活動作の訓練や社会復帰支援も重視しており、患者さんとご家族の生活や想いに寄り添ったサポートが私たちの特徴です。多職種連携を通じて高いチーム力で、安心と安全な療養環境を提供しています。

看護において大切にしていること

看護チームでは、患者さんの「その人らしさ」を大切にしたケアを重視しています。また、患者さんご本人だけでなく、ご家族との関係構築も重要だと考えています。退院後の生活を見据えた支援や情報提供を通じて、信頼関係を築き、精神的な支えとなる存在として関わっていきたいと考えています。患者さんとご家族に寄り添いながら、共に歩む姿勢がこの病棟ならではの看護の魅力だと考えています。

職場づくりと人材育成

回復期リハビリテーション病棟は、入院の対象疾患が定められています。脊椎や大腿骨の骨折などによる手術後、膝・股関節の置換術後、脳血管疾患発症後の方など、急性期治療後にご入院いただく病棟ですので、幅広い疾患看護の知識を深めることができます。また、急性期病院の中にある病棟であるため、急性期との連携もスムーズで、急性期看護の知識も得られます。当病棟で活躍する看護師は、リハビリテーション看護という幅広く実践的な看護展開を深めることができます。身体機能の回復支援だけでなく、生活再構築に向けた支援や、多職種と連携した包括的なケア提供が求められるため、繊細な観察力や判断力を培うことができるでしょう。部署内は、カンファレンスも活発で風通しが良く、互いの意見を尊重し合える職場です。この病棟での経験は、患者さんの「生活」に密着したケアの視点を深め、看護師としての幅広い成長につながり、確かなやりがいを実感できます。