1病棟4階
0歳から100歳まで、誰もが安心して笑顔になれる場所

当病棟の役割と特徴
1病棟4階は、産婦人科と内科・眼科など他科の患者様に対応する急性期病棟(全51床)です。このうち10床は、入院中の新生児・未熟児のための専用スペースとなっています。当病棟は地域周産期センターとしての役割を担っており、在胎週数30週以上、推定体重1500g以上の赤ちゃんを受け入れています。新生児の男児を除き、患者様はすべて女性で、0歳のお子さんから100歳を超える方まで、幅広い年代の女性が入院されています。産婦人科以外の患者様では、特に内科の患者様が多く、消化器、呼吸器、腎臓、肝臓など、多岐にわたる検査入院に対応しています。そのため、看護師には豊富な知識が求められます。当病棟には助産師が常駐しているため、内科で入院される授乳期のママも安心して治療に専念できます。また、他の病棟からの依頼を受け、授乳に悩むお母さんのもとへ助産師が出向し、サポートすることもあります。産科での入院は一般的に1週間と短期間ですが、その間に育児技術を習得し、安心して退院できるよう、一人ひとりの状況に合わせたきめ細やかな指導を心がけています。
看護において大切にしていること
私たちは、母体搬送時には、お母さんと赤ちゃんの命を守るため、多職種が協力し、チームで援助できるよう努めています。日頃からディスカッションを重ね、チームワークを強化しています。また、ハイリスクな母体搬送に備え、シミュレーション研修や新生児蘇生法に関する研修を定期的に実施し、万全の体制を整えています。産後うつは10人に1人が発症すると言われており、私たちはこの問題にも真摯に向き合っています。外来、入院、地域が一体となってサポートできるよう、普段から密に連携を取り、もしもの時にはスムーズに対応できる体制づくりを進めています。
職場づくりと人材育成
当病棟では、助産師、看護師の職種に関わらず、すべてのスタッフが多様な業務に対応できるよう、継続的な勉強会を通じて知識を深めています。また、お互いが働きやすい職場環境を目指し、業務内容の見直しも常に行っています。
