新人からのあゆみ2025
第一病棟3階 H・H
入職したばかりの時は、看護師の仕事内容や一日のスケジュールなど分からない事が多く、フォローの先輩方の後ろをついていくことで精一杯だった。患者様のもとに訪床するとき以外でもたくさんの知識・業務内容、また患者様との寄り添い方など学生の頃実習では学ぶことのできなかった詳しい事まで教えて頂いた。3~4ヶ月くらい経ち、実際に受け持ち患者を持たせてもらったことで業務にも慣れ、自分のやり方というものを見つけるようになった。そこで学んだことは、1人1人の患者に合わせた看護を行うことだ。ADL自立で認知力低下のない方もいれば、認知症の高齢者もいる。自立の患者に対しては入院したことによりADL・認知力が低下しないよう、適宜自己のタイミングで離床を促したりするが、認知力低下の高齢者にはADL低下が起こらないよう一緒に離床したり、昼夜逆転が無いよう常に訪床し声掛けしたりなど患者の状態によって関わり方が違う。この学びが成長に繋がったと思う。現在は一日受け持ち6~7人だが、一人一人のADL・病状・性格など考慮し日々の業務を行うことが出来るようになった。
第一病棟3階 M・K
私は入職時業務を覚えることに必死で、患者さんに寄り添う看護ができていませんでした。毎日業務をこなしている日々で患者さんとのコミュニケーションは少なく、想いや不安など伺うことは少なかったです。そのため退院支援の介入を行う際も、患者さんの今後の想いや家族さんの想いが分からず退院調整がすごく難しく感じていました。
しかし業務に慣れていくにつれ、自分自身心に余裕ができ患者さんとのコミュニケーションがとれるようになりました。その中で私は話しやすい空気間を作るため笑顔で相手の目を見て関わること、「ありがとうございます」と感謝の言葉を伝えることを心掛けました。会話は病状に関することだけでなく世間話をすることで相互関係を築くことができました。現在は感謝されることも増えすごくやりがいを感じるようになしました。今後も1人1人の患者さんに寄り添える看護師になれるよう日々努力していきたいと思います。
第一病棟4階 M・I
私が入職してすぐは看護師という仕事が私に出来るのかという不安な気持ちに押しつぶされそうになりながら日々を過ごしていました。しかし、そんな気持ちはすぐに消え忙しい日々を過ごしました。知識も、気持ちも学生時代のままだったけれど患者さんを受け持たせていただくと命の重さを日々実感していく毎日でした。
今では、多くの患者さんと接するなかで入職時よりも心に余裕を持ち患者さんと日々お話を通して看護介入を行っています。日々患者さんと接することが多い看護師として私は患者さんの心に寄り添い、何でも相談していただけるような看護師を目指して日々仕事を全うしていきたいと考えています。
第一病棟4階 Y・N
在学中は新型コロナウイルスの影響により隣地実習へ行けず、実習や授業もリモートでの学習が多く、看護師になることが不安でした。また、入職し最初の頃は学生との違いや責任感の重さ、知識不足などから日々の業務についていけず本当に私に看護師ができるのかと不安でいっぱいでした。しかし、プリセプターや先輩方が優しく分かりやすく丁寧に指導してくださり、少しづつ患者さんや家族に寄り添った看護ができるようになり、現在は毎日楽しく看護師を続けられています。これからも日々の業務の振り返りや自己研鑽を行い、患者さん中心の看護や、患者さんだけでなくその家族も安心して療養に専念できるような看護を提供できるよう努力していきます。
第一病棟4階 A・O
入職当初は業務を覚えることに精一杯で、患者さんとの関わりに十分な余裕を持てない 日々もありました。しかし経験を重ねる中で、知識や技術だけでなく、チームで協力し合うことや患者さん・ご家族に寄り添う姿勢の大切さを学びました。さらに、助産師の業務に携わる機会もあり、一つひとつの経験を大切にしながら積極的に学び、成長していきたいと考えています。先日、経産婦さんの分娩に携わる機会をいただきました。助産師として大変貴重な経験でしたが、まだまだ知識や技術、経験が乏しく、自分で先を予測して考え、行動することの難しさを感じました。しかし、新しい命の誕生に立ち会えた喜びはとても大きく、母子に信頼される助産師になりたいと言う思いを改めて強くしました。今後もチームの一員として力を発揮しつつ、助産師としての専門性を高めより良いケアを提供できるよう努めていきたいです。
第一病棟5階 S・K
入職してから今日まで多くの経験を積むことができました。初めは急性期のスピード感についていくことが難しく状況判断や優先順位の付け方、時間内にやりたい看護をできないことに苦戦しました。しかし先輩方の看護から学び、ご助言いただいたことで自分なりに成長を実感できるようになりました。急性期病棟は変化が多く緊張感のある環境ですが、その分学びの機会も多くやりがいを感じています。今後も先輩方の看護から学びを受け、初心を忘れず患者さんに寄り添う看護を提供できるように努めていきたいです。
第一病棟5階 K・Y
入職してから約1年半を振り返ると、本当に多くの学びと成長がありました。1年目は右も左も分からず、毎日が緊張の連続で、先輩方のご指導に必死についてく日々でした。2年目になった今、少しずつですが自分の判断で行動する場面も増えてきました。日々の患者さんとの関わりの中で自分の知識や技術の未熟さを痛感することも多く、継続的な学びの大切さを実感しています。また、余裕が持てないこともありますがチームの一員として周囲と協力しながら、安全で質の高い看護を提供できるように努力してきたいです。そして、私自身が多くのことを学ばせてもらった先輩方のように、後輩にとっても相談しやすく、信頼される看護師を目指して成長していきたいと思います。
第一病棟5階 K・Y
私が目指す看護師像は、患者に寄り添い、心身の両面から支えることのできる看護師です。入院し治療を受ける過程で、患者は不安や恐怖だけでなく、情けないという自己否定や無力感を抱く方も多いです。私はその思いを受け止め、患者が自分の状態を少しずつ受け入れられるように関わり、安心感を与えられるような看護師でありたいと思います。そのためには、専門的な知識や技術を日々磨き続けるとともに、患者の立場に立って考える姿勢を常に忘れないようにしていきたいです。また、患者一人ひとりの価値観や生活背景を尊重し、その人らしい選択が出来るように支える看護を実践することで、患者や家族から信頼される看護師を目指して努力していきたいです。
2東 R・K
2階東病棟に配属されて2年が経ち耳鼻咽喉科以外の様々な症例に関わらせていただきました。特に耳鼻咽喉科では「耳・鼻・喉」といった人間の五感に直結する部分に疾患を持つ患者様も入院されています。患者さん自身では気づきにくい症状や不調も多く、医療者側から患者様の変化や症状を観察し気づくことが重要であります。病棟業務は忙しい部分や難しい部分もありますが、その日々の看護の中で少しずつ自分が出来ることが増える喜びを日々感じています。ただ「慣れる」だけではなく、「患者様に寄り添った看護がしたい」といった目標を持つことを大事にしています。私の所属する部署の先輩方のような「いつもと違う」と気付ける感性や安心感を与える対応力を磨き専門性の高い看護を行っていきたいです。
3西 A・K
小児科病棟で印象に残っているのは、入院中の学童期の男児とその母親との関わりです。治療や検査の場面では保護者の意向が優先されることも多い中、子どもの発達段階を踏まえ理解度に合わせて説明を行い、本人の気持ちを尊重しながら選択に参加できるよう関わることの大切さに気付きました。母親との関わりを通して、子どもの権利条約にある「意見を表明し、尊重される権利」の重要性を改めて実感しました。今後は、乳幼児期から思春期までの発達段階を理解し、子どもが自らの思いを表出し、尊重されるように、家族とともに支援できる看護師を目指していきたいです。医療を要する子どもを支える看護師として、子どもの視点に立ち、生活や遊び・成長発達を保障し、安心して医療を受けられるように支援していくことに、看護の魅力を感じています。
手術室 M・N
入職から今までを振り返ってみると、とてもたくさんのことを日々の中から学んだと思います。手術室に配属となったため、看護学校の実習ではやらなかった手術室での清潔操作や器械出しを入職してからやることになり、先輩方から一から教えていただきました。はじめは慣れない清潔操作や器械出しに戸惑いましたが、いつも丁寧に先輩方が教えてくださり、清潔不潔の区別や器械出しができるようになっていきました。はじめはできないことばかりで落ち込むこともありましたが、入職から1年半となり一人で器械出しができる手術も増え、今年からは外回り看護にも携わるようになりました。まだまだ日々勉強することも多く大変ですが、これからも患者さんが安全に手術を受けられるように経験を積み、日々成長していきたいと思います。
急性期病棟 M・O
看護師として1年間働き、周手術期の患者や終末期の患者など様々な患者を見てきました。急性期病棟であるため状態が変化しやすい患者が多く、状態の変化に気づくことが大切であるが、精神面でのケアも重要であると感じました。そのため私は患者に寄り添い傾聴し患者の気持ちを理解しようと看護を行ってきました。周術期の患者で倦怠感が強くほぼ寝たきり状態であったため「オムツの処理もしてもらって、俺なんか死んだ方がましや」とマイナス発言も多く、家族との面会を拒否することも多かったです。私は一言一言にうなずき、傾聴しながらも家族関係が良好であったためマイナス発言がなくなるように家族との楽しい思い出話や趣味の話など会話の中に取り入れました。「こんなん言ってたらあかんな。正直家に帰って家族と過ごしたいけど迷惑もかけたくない」と意思確認も確認することができ、マイナスな発言もなくなるようになりました。患者と関わる中でそれぞれ不安に思うことは違うため傾聴しその人の性格や状態に応じて寄り添っていくことは大切であると考えました。述べてきたことを忘れずに、患者との信頼関係を築き、寄り添える看護師になりたいと思います。
地域包括ケア病棟 M・A
入職してから今まで約1年半患者様と向き合う看護の大切さを学んできました。急性期とは異なり、長期的な支援や生活を見据えた関わりが求められる中で、コミュニケーションの深さや信頼関係を築きあげることの重要性を実感しました。しかし、日々のケアや処置に追われる中で患者様の小さな変化や気持ちに十分に寄り添えてないのはないかと感じる場面もあります。そんな中でも患者様の笑顔や感謝の言葉に支えられ、看護師としてのやりがいを実感しています。少しでも安心して過ごしていただけるよう、限られた時間の中でも丁寧な関わりを意識し、看護の質を高めていきたいです。今後も学び続ける姿勢を大切にし、心に寄り添える看護師を目指していきたいと思います。
