
看護師・助産師 R・Y
私は助産師兼看護師として、これまで関西のいくつかの病院で勤務してきました。私は、お母さんと赤ちゃんの安全を確保するための看護や治療方針について、医師としっかりと話し合う機会をしっかり持つことで、患者さんと向き合えると考えています。もっと良い環境で働きたいと思っているときに、当院とご縁を頂き、転職をすることにしました。私がこの道を選んだのは、看護学校時代の実習で、初めてお産の場面に立ち会った時の感動がきっかけです。言葉にできないほどの気持ちの動きがあり、「この仕事に就けたら幸せだ」と助産師の免許を取得しました。その経験をしてからというもの、私はコミュニケーションの力を最も大切にしています。良かれと思って発した自分の言葉が、患者さんにとって逆に悲しい思いをさせてしまう経験もあったので、自分の言動が治療に有効に働くか、逆効果になるかを常に意識しています。
充実した「対話」がある環境で実現する、日々感じる達成感と満足感
当院に入職して約半年が経ちましたが、日々安心して働くことができています。当院では、偶然にも20年前に京都で勤務していた頃に研修医だった先生と再会できたこともあり、しっかりとした対話ができるので心強い環境です。私がやりがいを感じるのは、患者さんからの「ありがとう」という感謝の言葉や、笑顔の表情です。感謝されるために働くわけではありませんが、たとえ会話が難しい患者さんでも、ふとした瞬間に笑顔を見せていただけると、何にも代えがたい喜びを感じます。また、忙しい中でも、自分が考えた援助が患者さんの喜びにつながった時、達成感を実感できます。当院も忙しい毎日ですが、忙しいからこそ、計画を立てて業務に意味を感じながら取り組むことで、終業時には大きな満足感を得られるのだと感じています。患者さんとの対話では、目と目を見て会話することを心がけ、ひと言ひと言に対する患者さんの表情の微妙な変化を見逃さないよう集中しています。この集中力と、元々お喋りが好きな自分の長所を活かしながら、深い関係性を築けるよう努めています。
「一生の思い出」を支えるために。妊娠期から産後まで繋ぐ「継続した看護」を目指して
一人ひとりのお産にじっくりと時間をかけ、深く重きを置けるという点で、仕事に充実感を感じています。今後、力を入れていきたいのは、お母さん方が「この病院で産んで良かった」と感じ、二人目、三人目もこの病院で産みたいと思ってもらえるような、質の高い入院期間を提供することです。さらに、病院全体として、妊娠期からお産、そして産後までを繋ぐ継続した看護の支援体制を強化していきたいと考えています。入院中のたった1週間だけでなく、妊娠中の指導や、産後に困った時の支援も含めて継続的に関わることで、患者さんに「この病院を選んで安心だった」と感じていただきたいのです。また、患者さんに寄り添える安心できる看護師であるために、今後は心理カウンセラー的な知識の勉強にもチャレンジしたいと思っています。
