
看護師 M・F
元々、人と接する仕事がしたいという思いがあり、介護分野に興味を持ったのがきっかけです。中学のトライアルウィークでホームヘルパーを体験した際、訪問のヘルパーさんが元看護師であり、利用者の方の薬の管理や健康状態を把握されている姿を見て、「すごいな」と感じたのが看護師を目指す原点となりました。その後、高校を経て看護学校へ進みました。看護学校の時から、看護師の仕事は覚えることが多く、厳しい世界だと感じていました。新人時代は、目の前の業務をこなすことに必死で、毎日が流れ作業のようで、患者さんとじっくり話す余裕も持てませんでした。それでも「人のお世話をしたい」という気持ちはベースにありました。状況が変わり始めたのは4年目の頃です。業務の段取りが身につき、例えば時間かかっていたことが短い時間でできるようになり、その分、患者さんと関わる時間が増えていったのです。この頃から、患者さんのためにプラスアルファのことができるようになり、仕事にやりがいや楽しさを感じられるようになりました。
患者さんの「人らしく生きる」を支える。退院まで伴走する看護の達成感
私が看護をする上で、最も大切にしているのは「その人らしく生きる」ということです。私は、看護に興味を持ったきっかけが、家で生活されている人をサポートする職業だったので、病気をされた患者さんに対しても、家に帰ってその人らしく生活できるように、どう支援できるかを常に意識しています。現在は主に急性期病棟(消化器系のがんや外科系)で勤務していますが、患者さんの意向を正確に汲み取ることを重視しています。患者さんの思いがどこにあるのかを理解し、これまでの経験や知識から、退院後の生活や治療の選択肢など、適切な情報を提示するように心がけています。このようなアプローチは、患者さんの希望や勇気づけにつながると信じています。看護師の仕事の魅力は、入院から退院できるまで継続して関われる点です。全く動けなかった方が回復し、家に帰られる瞬間に立ち会えるのは、大きな達成感があり、非常に嬉しい瞬間です。この退院というプロセスを支えられるのが、急性期看護の面白さであり、私が急性期で働き続けたいと思う理由です。
病院完結型だからできる質の高い連携。働きやすさを作る「中堅の柱」を。
この病院で働き始めて3年目になります。この病院は、急性期だけでなく回復期や訪問看護など、機能が全て揃っている「病院完結型」であることが大きな魅力です。このシステムにより、患者さんは転院のストレスがなく、情報共有がスムーズなため、継続的なリハビリなども受けられます。働く側としても、情報が取りやすく、患者さんへの深いサービス提供ができると感じています。特にこの病院の良さと感じるのは、多職種との連携が非常にスムーズなことです。病棟に薬剤師が常駐しているため、薬の相談がしやすいですし、リハビリの先生の数も多く、多職種との間に壁なく日常的に関われるのは患者さんにとっても、看護師にとっても大きなメリットです。また、ケアワーカーさんが充実しており、意識も高いので、看護のタスクシェアが進んでいます。今後取り組みたいことは、中堅クラスの看護師を増やすことです。新人を育てるにも、多忙な業務をこなすにも、中堅層の力が必要だと思います。今ある業務の無駄を見直すことで、皆が協力してより働きやすい環境を作っていきたいと考えています。中途採用で来る方や、既存のスタッフが「この病院で長く働きたい」と思えるような環境づくりに、貢献していきたいです。
